主なポイント
- アクセンチュアの株価は約17%上昇した。第4四半期の売上高187億ドルが、同社自らの業績見通しの範囲と市場コンセンサス180.4億ドルの両方を上回ったためだ。
- この上昇は、AIによる破壊への懸念から期待値がどれほど低下していたかを反映している。なぜなら、同社の業績見通しは中間値でコンセンサスをわずかに下回っているからだ。
- 同四半期、クライアントは1億ドル以上の契約を過去最高の141件獲得し、受注残高比率(book-to-bill)は1.2となった。
- 2027年度の業績見通しでは、現地通貨ベースで3%から6%の売上成長を見込んでいるため、この上昇を維持するには受注が堅調である必要がある。
アクセンチュア (ACN) は、木曜日の市場開始前に発表した第4四半期決算を受けて、約23%上昇している。
これは年間売上高740億ドルの企業にとっては大きな動きだ。同株は、AIがコンサルタントへの需要を縮小させるのではないかという懸念から下落していた。TIKRは先月、ピーク時から37%下落していると指摘していた。今四半期の結果は、その懸念に対する明確な反論となった。ジェボンズのパラドックスが、またしても働いている。
具体的な内容
- 売上高187億ドル(現地通貨ベースで7%増)、コンセンサス180.4億ドルを約6億4000万ドル上回る
- これは、アクセンチュア自身が示した177.5億ドルから184億ドルの範囲の上限も上回った
- 1株当たり利益(EPS)は3.29ドルで、コンセンサス3.18ドルを上回る
- 新規受注額は222億ドル、受注残高比率(book-to-bill)は1.2(請求1ドルごとに約1.20ドルの新規業務を獲得)
ジュリー・スウィートCEOは、「当社は事業全体で広範な成長を遂げたもう1年を締めくくった」とし、「四半期ごとの1億ドル以上のクライアント契約獲得数が141件と新記録を達成した」と述べた。
なぜ重要なのか
弱気の見方は、AIが作業をこなせるようになれば、クライアントはコンサルタントをより少なく必要とするだろうというものだ。もしそれが起きているなら、まず大規模契約が枯渇するはずだ。しかし実際には、アクセンチュアはこれまで以上に9桁(1億ドル以上)の契約を獲得した。
また、通信・メディア・テクノロジー部門は現地通貨ベースで11%増と、最も成長が速い業界グループとなった。このグループは、AIを構築しているテクノロジー企業を顧客としている。
これは、アクセンチュアが最近発表したAnthropicとの提携の背景にある主張を裏付けるものだ。AIを導入する企業は、それを実働させるための支援者を依然として必要としている。
業績見通しは素晴らしい必要はなかった
重要な点は、業績見通しがやや控えめだったことだ。2027年度のEPS予想範囲14.39ドルから14.81ドルの中間値は14.60ドルで、コンセンサス14.67ドルを下回っている。第1四半期の売上高予想189.5億ドルから196億ドルの中間値は約193億ドルで、コンセンサス194億ドルをわずかに下回る。
このような業績見通しで23%も上昇したということは、市場の期待値がどれほど低くなっていたかを示している。

今後の展開
この上昇は当然のものだと思う。アクセンチュアは昨年116億ドルのフリーキャッシュフローを生み出し、今年は少なくとも95億ドルを株主に還元する計画だ。しかし市場は、同社を衰退する企業のように評価していた。
一方、ウォールストリートは(控えめな)成長を予測している。そして、今四半期の発表内容から、下方修正を予想させるものは何もない。

では、今四半期の結果はAIへの懸念を和らげたか? 現時点では、そうだと言える。もちろん、1四半期分の受注実績だけで問題が解決するわけではない。3%から6%の成長を見込む業績見通しを考えると、今後数四半期で大規模契約が継続するかどうかが明らかになるだろう。
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