主なポイント
- ServiceNowは10月6日、プロセスマイニング、エージェント構築、AIガバナンスを1つのシステムに統合した「AI Workflow Factory」を全世界でローンチした。
- 第2四半期のサブスクリプション収益は24.5%増の38.8億ドルに達し、AI関連の年間契約価値は10億ドルを突破した。
- 株価は過去3か月で42.8%上昇した後、予想PER33.0倍で取引されており、平均目標株価までの上昇余地は約3%とされる。
- 10月28日発表の第3四半期決算では、AI案件がcRPO(12か月以内の契約済み未実現収益)成長率を19.5%から20%というガイダンス近辺に維持できるかが焦点となる。
ServiceNow (NOW) はAI時代に向けたシンプルな提案をしている:エージェントには管理者が必要だ。
同社は10月20日、組織の90%が過去1年間にエージェント型AIのセキュリティインシデントを経験したとする調査結果を発表した。この統計は、10月6日に全世界でローンチされた自社製品「AI Workflow Factory」を支持するものだ。
発表当日、株価は2.9%上昇して150ドルに達し、過去3か月間のリターンは42.8%となった。第3四半期決算は10月28日に発表される。
エージェントのための統合ガバナンス・ループ
AI Workflow Factoryは、ServiceNowが既に販売しているツールを1つのシステムに統合したものだ。プロセスマイニングが非効率なワークフローを発見し、Build AgentとApp Engineが修正を生成、AI Control Towerがエージェントの行動を管理する。
新機能「Autonomous Engineer」は、コードの計画、構築、テストを自律的に行うもので、現在早期アクセス中だ。ServiceNowはいずれの製品についても価格を明らかにしていない。
その基盤となるサブスクリプション収益は、資本を複利で増やし続けている…

第2四半期のサブスクリプション収益は24.5%増の38.8億ドルに達し、ガイダンスの上限を1.5パーセントポイント上回った。総収益は24%増の39.9億ドルとなった。
AI案件、10億ドルを突破
AI関連の年間契約価値(ACV、署名済みAI案件の年間価値)は第2四半期に10億ドルを突破した。cRPO(12か月以内の契約済み未実現収益)は21%増の132億ドルに達した。
経営陣は年間サブスクリプション収益のガイダンスを157.6億ドルから157.8億ドル(約20.5%成長)に上方修正した。
また、M&Aに関する噂を否定した。ServiceNowはAIスタートアップのDecagon買収に「関心も意図もない」と述べ、Amit Zavery社長は同社が有機成長を重視する企業であることを改めて強調した。
アナリストは、この成長が利益にも波及すると見ている…

コンセンサス予想では、今後2年間のEPS成長率は年間約19.4%と、収益成長とほぼ同調すると見込まれている。
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株価収益率が株価上昇に追いつきつつある
株価は利益よりもはるかに速く上昇しており、予想PERがそれを示している…

株価は予想PER33.0倍で取引されており、6月末の約23倍から上昇した一方で、予想EPSはほとんど動いていない。アナリストの平均目標株価154ドルは、上昇余地が約3%しかないことを示唆している。
私見:ガバナンスは不安を感じるCIO(最高情報責任者)が実際に求めているものであり、ServiceNowは正しいものを売っている。しかし、33倍という水準では、第3四半期でAI案件が既存の契約価値のラベルを貼り替えるのではなく、純粋に新規の契約価値を追加していることを証明する必要がある。
10月28日が試金石だ。cRPO成長率が19.5%から20%というガイダンスに対してどうなるか、およびAI契約価値に関する新たなアップデートに注目したい。
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